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7月盆棚経2日目。
今日も暑いですね。
みなさま、体調管理には十分留意下さい。
さて、このブログは PhotoLogというタイトルのとおり、写真日記を中心に記事を書いているのですが、ブログを始める以前(ホームページを主にしていた時期)を含め、たくさんの写真がストックされました。
その一部は Gallery としてまとめていますので併せてご覧下さればと思います。
一覧で並べて見ると、それぞれ撮影した時の情景も思い出され、感慨深いです。
さて、絵画の表現手法に点描というものがあります。
絵画の技法として、点描を確立したのは19世紀フランスの画家、ジョルジュ・スーラ。
筆跡という線ではなく、色鮮やかな点の集合配列のもたらす視覚混合追求し、新印象派と呼ばれました。
現在、私たちが目にする印刷写真、モニターディスプレーなどを、虫眼鏡で拡大すると、三原色の集まりが見えてきます。ある意味、点描の現代版ともいえます。
もう一つの表現手法にモザイク画というものがあります。
これらは、元々は、石や陶磁器、貝殻などの小片を寄せ合わせ、壁などに埋めこむことにより、絵や模様を表現する手法です。
モザイクは古来より世界各地で用いられてきた表現手法です。
カテドラルやモスクなどの宗教建築や宗教画ではさまざまな技法のモザイク画が用いられています。
初めは人間の感覚をたよりに、点描やモザイク画を作り出していったはずですが、数学理論の進展と、コンピュータの計算能力の向上により、より理論的に点描、モザイクの配置が求められるようになりました。
初期のコンピュータは、その能力の制限から、乏しい処理能力、記憶容量、モニターディスプレーの限られた解像度、ドットプリンターの限られたドット数の中で、どれだけ、視認性の良さ、読みやすさ見やすさを達成できるかが重要なポイントでした。
また、ドット画やモザイク画を表現する時に、さまざまな色、形のパーツをどのように並べると一番見た目によく見えるかという問題も、数学論的に重要な分野でした。
この分野で数学論的に貢献した一人が、ロジャー・ペンローズ(1931- )であり、「ペンローズタイル」という平面充填の考えを確立しました。
マウリッツ・エッシャー(1898-1972)もモザイク模様や平面充填の研究をすすめ、数多くの作品を発表しています。
この平面充填理論の恩恵にあずかって、これまで撮影してきた写真を並べ、昨年6月にパリのオルセー美術館で鑑賞してきた絵画を作ってみました。
教会の暗く重々しい色彩と大地の明瞭で鮮やか色彩のコントラストは、ゴッホ特有の長めで直線的な筆使いにより生み出されています。
間近でゆっくりと鑑賞できる機会を得、深い感銘を受けました。
原画: L’Église d’Auvers (1890)
Vincent van Gogh
Musée D'Orsay (Paris)
ご無沙汰しております。「萬福寺 第一義 白虎鏡」で検索していたら、またコチラに到達致しました。仕事柄、寺院にも多く出向く機会があり、調べ物をしていたのですが、正直「まさか、また…」といったところでしょうか。(笑)
しかし…お忙しい日課にも関わらず、ことごとく感性の豊かな充実した内容にひたすら感銘を受けています。
写真と絵画の融合?こういった作品の展示会等をしていただきたいものです。有難うございました♪
投稿者 さゅ♪ | 2008年7月16日 15:07
さゅ♪さん
「萬福寺・・・・・・」のキーワードでヒットしましたか!
何はともあれ、いつもご訪問いただきありがとうございます。
写真を中心にこのブログでも作品を発表していきます。
どうぞお楽しみに!
投稿者 kameno | 2008年7月17日 10:34