今年はちょっぴり特別な夏

新暦
旧暦
月齢
備考
7月1日
5月28日
27.3
半夏生
7月2日
5月29日
28.3
水星西方最大離角
7月3日
6月1日
0.0
●新月
7月4日
6月2日
1.0
 
7月5日
6月3日
2.0
 
7月6日
6月4日
3.0
月・土星・火星が並ぶ
7月7日
6月5日
4.0
小暑 七夕
7月8日
6月6日
5.0
 
7月9日
6月7日
6.0
 
7月10日
6月8日
7.0
上弦の月
7月11日
6月9日
8.0
火星と土星が大接近
7月12日
6月10日
9.0
 
7月13日
6月11日
10.0
7月盆
7月14日
6月12日
11.0
7月盆
7月15日
6月13日
12.0
7月盆 
7月16日
6月14日
13.0
 
7月17日
6月15日
14.0
 
7月18日
6月16日
15.0
○満月
7月19日
6月17日
16.0
夏の土用
7月20日
6月18日
17.0
 
7月21日
6月19日
18.0
 
7月22日
6月20日
19.0
大暑
7月23日
6月21日
20.0
 
7月24日
6月22日
21.0
 
7月25日
6月23日
22.0
 
7月26日
6月24日
23.0
貞昌院大施餓鬼会 下弦の月 
7月27日
6月25日
24.0
プレアデス星団食
7月28日
6月26日
25.0
 
7月29日
6月27日
26.0
みずがめ座流星群極大
7月30日
6月28日
27.0
 
7月31日
6月29日
28.0
 
8月1日
7月1日
29.0
●新月 (皆既日食)
8月2日
7月2日
0.7
 
8月3日
7月3日
1.7
 
8月4日
7月4日
2.7
 
8月5日
7月5日
3.7
 
8月6日
7月6日
4.7
みずがめ座流星群極大
8月7日
7月7日
5.7
立秋 旧七夕?
8月8日
7月8日
6.7
 
8月9日
7月9日
7.7
上弦の月
8月10日
7月10日
8.7
 
8月11日
7月11日
9.7
みずがめ座流星群極大
8月12日
7月12日
10.7
ペルセウス座流星群極大
8月13日
7月13日
11.7
8月盆 
8月14日
7月14日
12.7
8月盆  
8月15日
7月15日
13.7
8月盆 水星・金星・土星が接近
8月16日
7月16日
14.7
 
8月17日
7月17日
15.7
○満月 (部分月食)
8月18日
7月18日
16.7
8月19日
7月19日
17.7
はくちょう座流星群極大
8月20日
7月20日
18.7
みずがめ座流星群極大
8月21日
7月21日
19.7
 
8月22日
7月22日
20.7
 
8月23日
7月23日
21.7
処暑
8月24日
7月24日
22.7
下弦の月
8月25日
7月25日
23.7
 
8月26日
7月26日
24.7
 
8月27日
7月27日
25.7
 
8月28日
7月28日
26.7
 
8月29日
7月29日
27.7
 
8月30日
7月30日
28.7
 
8月31日
8月1日
0.3
●新月

今日の記事は 今日は七月盆・送りの日 を併せてご覧下さい。

今日から7月となりました。
早いもので、一年の半分が経過しています。

また、今日は雑節の半夏生でもあります。
もともとは、夏至から11日目と定められていましたが、今では天文学的に太陽の黄経が 100 度になる日をいいます。

境内の半夏生(植物の名前)の葉の一部がこのように白くなりました。
20080701-01.jpg
半夏生の名前は、このように半夏生の花に近い葉が半分白く化粧するからという由来があります。

さて、7月に入るとお盆、大施餓鬼会・・・とお寺は慌しくなります。
檀家のみなさまには各行事と卒塔婆のお申込についてのご案内状が届いていると思います。
お申込はお早めにいただけると助かります。何卒よろしくお願いいたします。

さて、お盆についてですが、貞昌院のある横浜一帯では、新暦の7月13?15日と、8月13日から15日までの間に行う方がほとんどです。
このため、風習上、新盆(7月盆)、旧盆(8月盆)という名称で区分けをしておりましたが、このブログではさらに明確にするために、それぞれ7月盆、8月盆と呼ぶことに統一します。

お盆行事は、地方によって行う日がさまざまです。
また、これほど生活に密着した仏教行事はありません。
仏さまを敬い、ご先祖さまを尊ぶという気持ちや、すべての人やものに感謝するこころは共通しますから、7月盆、8月盆でも、各家庭の状況に合わせて、皆様のお参りしやすい、集まりやすい時期にお盆を行うのが宜しいかと存じます。

これを踏まえて今一度整理してみます。

■新暦7月15日(7月盆)
・・・貞昌院の檀家さんでは東京、神奈川の都市部のように、農業と関係のない、新しい檀家さんは、この時期にお盆を迎える方が多いです。

■旧暦7月15日にあたる日(旧暦の盆)
・・・貞昌院の周辺では、この時期に行う方はほとんどいらっしゃいませんが、沖縄などで行われているようです。

■月遅れの新暦8月15日(8月盆)
・・・古くからの檀家さん、農業をされている檀家さんは8月盆の方が多いです。貞昌院では6割くらいが旧盆でしょうか。ニュースを見ても、8月中旬をお盆として報道することが多いようです。日本で言うお盆といえば、今は、この8月盆がスタンダードになっています。

このほか、7月1日(釜蓋朔日)にお盆を迎える地方、7月7日(七夕)からお盆が始まる地方・・・・・さまざまな風習が残されています。

さて、今年は例年に無く特別な年であります。
それは、旧暦7月15日が新暦8月15日となることです。

従って、今年8月盆にてお盆を迎える方は、自動的に旧暦の盆行事をそのまま行うことが出来るわけです。送り盆の夜は満月の夜!

お盆は「お盆」というように、満月と密接な関係があります。
旧暦は太陰暦ですから、旧暦の15日(+1日前後)が満月です。

旧暦16日の送り盆の夜は満月となりますから、この満月の夜に集落の方々が集まり、明るい夜の元、ご先祖様と一緒に躍り明かすことができます。それが盆踊りの起源となっています。

※なぜ旧暦15日が満月にならないのか、その理由はこちらをご覧下さい⇒ 中秋の名月の夕べに

 


さらに、今年の8月1日の新月と8月17日の満月はそれぞれ「完璧な新月」、「完璧な満月」なのです。
なぜならば、それぞれ「日食」「月食」となるからです。
残念ながら関東地方からはその現象は見ることができませんが、このように今年は完璧な新月、完璧な満月を含み、旧暦の日付と新暦の日付が一致する特別な8月なのです。

右のカレンダーに新暦、旧暦と主な天文現象を記載しました。
今年は特別な夏であるということを頭の隅に置いておくと、ちょっぴり特別な夏を過ごすことができるかもしれません。

投稿者: kameno 日時: 2008年7月 1日 16:18

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