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■臨済宗建長寺派 広徳寺
まずは、本堂の写真を。
・・・・・・実に美しい!
このような素晴らしい伽藍が東京都内にあるということに感動です。
広徳寺の開基は正応長者の妻(法名龍智智雲尼)で、明徳年間(1390-1394)に建長寺前住心源希徹和尚を請して開山としたと伝えられています。
江戸時代には境内12000坪を有し40石の朱印地が与えられていました。
これは、高尾山薬王寺に次ぐ規模であります。
伽藍配置は東向きに総門、山門(仁王門)、本堂が一直線に並びます。
山門(仁王門)は茅葺、寄棟造であり、階上には回廊が巡らされています。
扁額は「正眼閣」。
簡素で調和のとれた、典型的な禅宗様式の山門です。
総門は檜皮の葺替えが行われていました。
本堂は寄棟造であり、その右側に入母屋造の庫裏が配されます。
本堂と庫裏の間には唐破風の入口が設けられています。
堂々たる建物です。
北側斜面にあるため、境内にはまだたくさんの雪が残っていました。
広徳寺は紅葉も美しいことで有名です。
秋には改修なった総門、鐘楼堂を見ることが出来るでしょう。