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「ひこにゃん」“江戸に里帰り” 豪徳寺で歴代藩主の墓参
「国宝・彦根城築城400年祭」のキャラクターとして大人気の「ひこにゃん」が二十一日、自らのモデルとなった「招き猫伝説」のある東京都世田谷区の豪徳寺を訪れ、歴代彦根藩主の墓参りをした。
ひこにゃんは、二代藩主井伊直孝が豪徳寺を訪れた際、手招きして落雷の難から救った猫がモデル。井伊家のかぶと「天衝脇立(てんつきわきだて)」をかぶっている。井伊家の江戸での菩提(ぼだい)寺となった豪徳寺は、いわばひこにゃんのふるさとだ。
お盆の時期に合わせ、彦根市の松田一義副市長らと“里帰り”を果たしたひこにゃんは、粕川鐵禅住職に案内され、境内にある直孝や十三代藩主直弼ら歴代藩主の墓前で手を合わせた。招き猫奉納所では、参拝者らが使い終えた、たくさんの招き猫たちと対面した。
粕川住職は「よくお越しくださいました。目がとてもかわいいですね」と歓迎。松田副市長は「ゆかりの深い豪徳寺でもかわいがってもらえてよかった」と話していた。
東京・世田谷の曹洞宗豪徳寺(駅名でも有名ですね)は、招き猫発祥の寺としても有名です。
彦根藩二代目藩主・井伊直孝が、突然の雨を凌ぐため木の下で雨宿りをしていた際に、手招きをする白猫を見つけ、猫に近づいたところ、先ほどまで居た木に落雷した。
井伊公は、この白猫に感謝し、豪徳寺を井伊家の菩提寺とした
この手招きの白猫が、招き猫の発祥と伝承されています。
冒頭の記事は、お盆に井伊家菩提寺に里帰りの微笑ましいニュースです。
その詳細は、滋賀県彦根市・招福本舗のサイトをご覧下さい。
さて、冒頭の記事にあるように、本年は彦根城築城400年を迎える年です。
その記念イベント「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクターとして制定されたのが伝説の白猫をモデルとした「ひこにゃん」です。
「ひこにゃん」をデザインしたのはイラストレータのもへろんさん。愛称は全国からの応募総数1,167件(愛称数788点)の中から、「ひこにゃん」に決定されました。
このひこにゃん、みうらじゅんの提唱するゆるキャラの代表格にもなっています。
井伊家由来の赤備えの兜をかぶりながら、たどたどしく歩く姿は、慌しい現代社会に癒しの清涼をもたらしてくれます。
それでいて、ブートキャンプをこなしたり。
侮れません。
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みうらじゅんの正しい自由研究
※記事中、ひこにゃんの画像は著作権フリーのものを使用しました。