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稚児
現代においては、祭りの中で、特徴的な化粧(厚化粧の場合が多い)をし、お揃いの、又は決められた衣装を着た少年少女(概ね小学生以下)が稚児と呼ばれる場合が多い。
稚児の衣装は概ね平安装束(神官装束、巫女装束)か、それを大幅に簡略化した稚児装束の場合が多く、少年は烏帽子、少女は天冠を被る場合が多く、又、袴は不可欠と考えられる。
化粧は額に「位星(くらいほし)」と呼ばれる丸を黒、又は赤で入れ、鼻筋を白く塗るのが基本だが、それ以外は、殆ど素顔、口紅を塗るだけの場合から、フォーマルと同様の厚化粧、歌舞伎舞踊と同様の舞台化粧(極稀にお歯黒を付ける場合や引眉する場合がある)、バレエと同様な洋風の厚化粧、と結構様々である。
(Wikiペディア)
先日、法友の御寺院さんで晋山結制があり、そこに随喜してきました。
晋山結制は、その寺院の一世一代のおめでたい行事です。晋山結制については、こちらとかこちらをご参照下さい。
晋山に先立って、稚児行列が行われました。
安下所を早朝7時半に出発、お稚児さん達と一緒に町内を巡り、山門頭まで行列を組んで歩きました。
早朝にも関わらず、70名の稚児の参加があり…ということは保護者を含めて200名近くの大行列ということで、それはそれは賑やかでした。
愛知県では稚児行列に3回出ると幸福になれる、という言い伝えがあり、数百名のお稚児さんによる行列というのもザラだそうです。
参加されたお稚児さん当人は、なぜ早朝からこんな衣装を着せられて不自由な思いで歩かなければならないのか判っていないと思いますが、大きくなってから写真などを見て、懐かしく思い出すのでしょうね、きっと。
お子様をお持ちのお父さんお母さん、お近くでお稚児さんの募集があった時には是非参加していただくことをおすすめします。
末筆ですが、新命住職さん、本当におめでとうございました!
とても、可愛らしく美しいお稚児さん達。
小さな子供達のあどけない表情の中に何か神聖な清らかな力がやどっているようで、改めてオトナになった立場で感動しました・・・
私も実は5歳位のときお寺さんでこの装束で七五三を祝っていただきました。
あの頃の思い出は、今になっては宝物のようです。
投稿者 ゆが | 2007年4月24日 18:19
古来からの民間信仰のアニミズム・シャーマニズムの要素である憑巫(よりまし)としての稚児もありますから、そのように感じることもあるのでしょうね。
こどもの頃のこういう思い出は一生残るものなのですね。
良い思いではたくさん残してあげたいものです。
投稿者 kameno | 2007年4月24日 22:19