坐蒲棚製作記(前編)

貞昌院では、毎週木曜日早朝に坐禅会を開催しています。
ちなみに、坐禅会予定はこちらに掲載しております。
http://teishoin.sakura.ne.jp/cgi-bin/zazen.cgi


さて、坐禅に使用するクッションのことを坐蒲といいます。

黒くて丸いパンやの詰ったクッションです。


普段は、本堂に参禅者の方のための坐蒲を置いてあるのですが、これを効率的にストックしておく坐蒲棚がありませんでした。
近隣で坐禅会を開催している寺院にどのように坐蒲をしまっているのかを聞いてみると、意外に坐蒲棚を設けているところは少ないということが判りました。
そこで、若手有志が集まり、坐蒲棚を製作しよう!ということになったのが今回のきっかけです。

製作会場は栄区・S寺さん。
裏山の孟宗竹を使わせていただきます。

どうです、この竹林。
竹林の中は空気が違います。実に爽やか。
まさにいくらでも使ってください状態です。
横浜市内ですよ、ここは。


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どんどん切り出していきます。

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とりあえず必要な本数を切りました。
微妙な竹の曲がり具合がいい味を出しています。

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完成予想図。
部材の長さと本数を確認します。
簡単なイラストのように見えますが、実は緻密な計算がされています。

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完成予想図にあわせて材料を切りそろえます。

【一棚あたり材料・・・脳内メモ】
 1,5m×4本 (太)
 0.5m×6本 (中)
 2,0m×6本 (細)

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水でよく洗ってたわしで擦ります。

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白いぬめりをよく取り除きます。

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最後に参道を掃き掃除し、作業を締めくくります。

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・・・
今日の作業はここまで。
日陰で乾燥させて、その後組立ての作業を行う予定です。
ということで、続きは後編でお知らせします。

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決してこちら↓が主目的というわけではありません。

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21日追記


縄掛けの方法(写真参考)を各自自習しておきましょう。
下の写真は、先月植木屋さんに作っていただいた貞昌院の竹垣です。
青竹を生かす処理の方法を伺ってきました。
まずは試行錯誤ですが、とにかくやてみましょう。

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投稿者: kameno 日時: 2007年2月21日 16:16

コメント: 坐蒲棚製作記(前編)

大変に余計な口を挟むようですが、竹は油抜きと乾燥を上手に行わないと「カビ」がでます。
私のところも竹藪がありますので、最初の頃色々作って見ましたが、油抜きと乾燥を考えていませんでしたので、その結果「カビ」に泣かされる羽目になりました。
老師のことですから、既に対策を考えておられることと思いますが、ご参考までに。

投稿者 usagi | 2007年2月21日 19:48

usagiさま
ご助言ありがとうございます。
竹の油ぬきは大変ですので、できれば陰干しで済ませたいところでした。
とりあえず、かびを発生させないよう、充分乾燥させてステイン塗布などの工夫を加えてみたいと思います。

投稿者 kameno | 2007年2月21日 21:08

先程はお疲れ様でした。モンテカ○ィーニ、ランチもいけますね。うまかった。あの後枝の切り残しもきれいに切りました。ついでに私の指も少々切りました。(軽傷です)

 「油抜き」?全く考えていませんでした。

 それから、日陰の風通しのいい所に保管してあるので、ご心配なく。ではまた後半戦よろしくお願いします。

投稿者 栄S寺 | 2007年2月21日 22:47

栄S寺さん、今日はいろいろとありがとうございました。
竹林の爽やかな空気を満喫できたこととランチバイキングを堪能できたことは何よりの収穫です。
それと、ビオトープ計画も是非検討してみてください。
あれだけ条件が整った場所はありませんから。
とにかく後半戦も楽しみましょう!

投稿者 kameno | 2007年2月21日 23:09

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