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ジャワ島地震、死者5000人に上る恐れインドネシア・ジャワ島中部で27日発生したマグニチュード(M)6・3の大地震で、AP通信によると、死者は少なくとも3731人に上っている。
政府の救出作業は夜を徹して続けられているが、多数の住民が依然がれきの下敷きになっていると見られ、当局者は、犠牲者数が最終的に5000人に上る恐れがあるとしている。
赤十字当局者によれば、家を失った被災者は約20万人に上り、その多くが屋外やテントで余震におびえながら一夜を過ごした。被災地では水・食料、毛布、医薬品などが圧倒的に不足しており、日本が28日に緊急援助チームを現地派遣したのをはじめ、欧州連合(EU)や国際赤十字社・赤新月社連盟など国際社会が支援に乗り出している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060528-00000104-yom-int&kz=int
昨日発生したインドネシア・ジャワ島中部の大地震は、時間の経過と共に犠牲となられた方の数が増え続け、5000人にも達するとの見方が強まっています。
まずは心より被災された方々へ御見舞い申し上げ、亡くなられた方には哀悼の意を表します。
私たちも地震大国の一員として、早急な支援を行っていく必要があります。
人道的な支援活動が第一ですが、その他に気になニュースも入っています。
被災地域周辺には多くの世界遺産が隣接し、その遺跡群が被害を受けているというものであります。
世界遺産、ヒンズー教のプランバナン寺院群の三つの主塔のうち一つが倒壊し、別の一つが破損。同じ世界遺産の仏教建造物ボロブドールも、被害の程度は少ないにせよ、一部が損傷してしまいました。
特に、ボロブドールは、シャイレーンドラ王朝が8世紀に建立した、世界最大の仏教遺跡であります。
TBSテレビ『世界遺産』より
一説には立体の曼荼羅ではないかと言われるボロブドゥールは、幾層もの回廊を積み重ねた、ピラミッド状の構造をもつ。回廊の表面には仏陀の生涯や仏教の説話に基づいたストーリーがびっしりと彫刻され、訪れる者は上層に登るにつれ、仏教の悟りに至るプロセスを体験できると言われている。ボロブドゥールの回廊に刻まれた、ヒンドゥー教の神、シヴァ。ジャワ島では、ボロブドゥールとほぼ同じ時代にヒンドゥー教を信仰する別の王朝により、大寺院、ブランパナンも建立された。ジャワ島では古代から異なる宗教が争わないという不思議な伝統があり、それは今日にも受け継がれている。
5月の満月の夜、アジア各地で釈迦の誕生を祝うウェイサック祭が行われ、ボロブドゥールにも世界中から仏教徒が集結する。今は宗教的には死んだ寺院とされるボロブドゥールだが、この日だけは「生きた寺院」としてよみがえる。
http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20020915/onair.html
今年のウェイサック祭(釈迦記念日: Libur Hari Raya Waisak)は、5月13日でした。
【関連トピックス】
http://teishoin.net/blog/000029.html
ボロブドゥールのウェイサック祭は、一度参加してみたいと思っているお祭りの一つです。
さぞかし壮大な光景なのでしょう。
災害から一日も早い復興を心待ちにしておりますし、そのための支援は出来る限りさせていただこうと思っています。