« うぐいすの谷渡り鳴き | 最新記事 | 本則配役行茶 »
これは撞木といって、本堂の鐘を鳴らすときに使うものです。
法要や、坐禅の際に、鐘が鳴らされますが、この撞木が使われてきました。
ちなみに、本堂の鐘はこのようなものです。
お寺の本堂内には必ずといって良いほど、このような鐘があります。
時を告げたり、僧侶たちの進退の合図になったり、坐禅の開始や終了を告げたり、毎日のように活躍している鐘です。
で、貞昌院で今使われている撞木は、昭和13年新調とありますから、68年前ということですね。
二本新調のうちの甲・乙とも現役で活躍しています。
というよりも、甲を先に使っておりますが、まだまだ乙を使うには至っておりません。
二本とも使い切るためには、あと200年くらいの歳月が必要でしょうか。
不思議と字も褪せないものなんですね
投稿者 たかの | 2006年5月19日 15:22
字が書いてある部分は握らないので、摺れることもなかったのでしょう。
先代住職の几帳面な筆跡が残っている貴重な撞木です。
投稿者 kameno | 2006年5月20日 09:22