彼岸も明けました。
彼岸(ひがん)は、、現世=比岸(しがん)に対し、向こう岸という意味です。
苦悩と煩悩から離れ、寂静の世界である彼岸は、西方浄土(西方のはるか彼方)にあるとされ、太陽が真西に沈む春分と秋分の日には、現世と極楽浄土が最も近くなると考えられています。
つまり、ご先祖様の住む世界と交流ができる期間とされ、先祖の霊を供養する行事が行われる習わしとなりました。
家族・親族・ゆかりの人々が墓参りをし、ご先祖様や故人を偲び、報恩のご挨拶をする、この日本の良き習慣をいつまでも伝承していきたいものです。