ダイヤモンド富士はお預け

貞昌院の墓地からは、晴天の日には、とてもよく富士山が見えます。

以前の記事
大自然の作り出す宝石=ダイヤモンド富士

で、貞昌院の裏山、天神山でのダイヤモンド富士をシミュレーションしてみたところ、
天神山は 北緯 35度24分10.33秒、東経139度34分13.49秒ですから、

2006年3月17日、午後17時34分

にダイヤモンド富士が見られるという結果が得られました。

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2006/3/17 のシミュレーション (以前撮影した夕景にカシミール結果を合成)

けれども、残念ながら、3月17日は東京での仕事のため、そして18日は曇天のため、それぞれ日没を目撃することができませんでした。

・・・・・・・・そして、彼岸の入りから2日目の今日、ようやく日没を目の当たりにすることができました。

貞昌院墓地、歴住塔からの光景です。

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2006/3/19 17:37 太陽の一部が富士山にかかる

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2006/3/19 17:38

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2006/3/19 17:39

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2006/3/19 17:49

2日ずれたということで、富士山の北側をかすめる日没となってしまいました。
いつかきっと貞昌院からダイヤモンド富士を目の当たりにしたいものです。

それにしても、貞昌院の墓地からは、春彼岸の入りには富士山に向かって沈む太陽を見ることができるのです。
これは、偶然とはいえ、ものすごいことだと思いませんか?

お彼岸にお墓参りをする習慣は、西方浄土が西にあるとする所から、太陽が真西に沈むときに観想したこと、彼岸の日没を拝む日想観などに起因すると言われています。

春彼岸の入りの時期の夕刻に貞昌院墓地からご先祖様を思い、日想観に浸るのもいいのではないでしょうか。

蛇足ですが、山の裏側には市営地下鉄が通っています。
富士山と地下鉄の見える光景も素晴らしいです。

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追記:横浜から見えるダイヤモンド富士を極めているサイトをご紹介いたします。
http://yamao.world.coocan.jp/daiya/daiya2006-3.htm

投稿者: kameno 日時: 2006年3月20日 00:07

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