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「自然の叡智」をテーマに開催された愛・地球博は、185日間の会期を終え、先日閉幕を迎えました。21世紀初の国際博覧会となった愛知万博には目標の1500万人を上回る2200万人以上が入場し、大盛況の中、閉幕を迎えました。
多くの方々に環境の大切さを何らかの形で訴えたのではないでしょうか。
一時的なイベントではなく、閉幕後も、環境問題への意識を一人一人が持ち続けたいものです。
地球環境は、地球人口を支えるにはもう、限界に近い状態にあるように思えます。
例えば、地球の肺ともいうべき熱帯雨林は、すさまじい速度で失われています。
数十年前は地球上の15%程度は熱帯雨林だったのですが、現在では5%程度しか残されていないともいわれています。
その様子は、http://maps.google.com/ で、非常に衝撃的な映像として見ることができます。
一例として南米の熱帯雨林を見てみましょう。
【初めは幹線道路が作られ、そこから串の葉のように道路が作られていく】
http://maps.google.com/maps?ll=0.774513,-60.008698&spn=1.050112,1.269402&t=k&hl=ja
【その道路を中心に樹木が伐採され畑が広がっていく】
http://maps.google.com/maps?ll=-10.498614,-62.698975&spn=4.346963,5.344849&z=9&t=k&hl=ja
【面的に、畑が全体に広がってしまう】
http://maps.google.com/maps?ll=-9.882952,-62.118073&spn=0.517318,0.634701&t=k&hl=ja
熱帯雨林の減少による地球規模の気象変動については、後日考えるとして、このような熱帯雨林の減少を招く理由は、熱帯雨林近辺で暮らしている人々の生活のためという、切実な問題が絡んできます。
生活のために熱帯雨林の木を切り倒して農地にしているのです。
熱帯雨林の土壌はそのままでは農業に適さないため、一度切り開かれた農地は数年で使い物にならなくなります。
したがって、また他の場所を切り開かなければ生らない。
また、木材をパルプとして輸出したり、放牧を行ったり・・・・・
結局のところ、熱帯雨林は保護しなければならないことはわかっていても、住民にとって熱帯樹林を保護しても、短期的には経済的に何ももたらさないものであるのです。
このような状況があと何年か続くと、熱帯樹林は完全に失われてしまうでしょう。
私たちは何ができるのでしょうか。
っっっY
投稿者 Anonymous | 2006年3月 6日 08:43