« 個人情報保護法が施行へ | 最新記事 | 演出とヤラセ »
本日、明日と、泉区の寺院で晋山式があるため、連日夜遅くまで準備と習儀に追われています。
関連 : 曹洞宗僧侶になるための段階
今日の午後から本番。
いよいよ大詰めです。
四月二日(土)
○首座入寺式
首座とは結制安居中の修行僧のリーダーです。入寺式は、修行道場に首座として就任する儀式で本堂を僧堂(坐禅堂)にみたてて行います。
○結制土地堂念誦
仏道修行の守護神、大権修理菩薩に修行の無事を祈念いたします。これを土地堂念誦といいます。
○先住休廣忌逮夜諷経
○本則配役行茶
本則配役行茶とは、法戦式で行われる問答の課題(本則)の発表と、修行期間中の配役発表の茶会(行茶)が行われます。
四月三日(日)
○安下処供養諷経
七時半(稚児行列)
住職として寺に入る前に、旅の疲れをとり、身支度を整える場所を安下処といいます。ここで先祖供養のお経をあげます。
稚児行列は、約百名の参加予定。山門に到着したお稚児さんたちは洒水を受け、参拝いたします。
○晋山式
住職は本山(曹洞宗)の管長様から新しく命を受けて寺に入山しますので新命と呼ばれます。新命は山門で法語を唱え、太鼓の響きとともに仏殿内に入り、各ほとけ様に法語を唱えて就任の挨拶をいたします。
○晋山上堂 九時?
新命住職が須弥壇上に上り、問答を行います。問答の成果を証明する白槌を担当する役を白槌師といいます。
○首座法戦式
首座という修行僧のリーダーは、得度を終えた僧侶が二番目に迎える関門で、この式中は住職に代わって説法を許され、問答を受けることができます。 般若心経のあと本則と呼ばれる問答のテーマが唱えられます。
首座は諸老師に説法のご挨拶に回り、新命住職から竹篦という弓を預かり、いよいよ問答が始まります。
○先住休廣忌献供諷経
○檀信徒総回向
第1日目の行持が無事終わりました。
配役行茶の写真です。
首座(しゅそ)は、明朝の法戦式に用いる本則を香に薫じ、お拝をします。