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昨年、Ingressプレイヤーと共存するために という記事を書きました。
その際に書き連ねた様々な懸念事項、それが近いうちに大きな社会現象となってやってきそうな感じです。
というのも、任天堂とナイアンティック社との共同プロジェクトとして、Ingressとポケモンが融合した「ポケモンGO」がアメリカでリリースされ、まもなく日本でも公開される予定だからです。
ポケモンGOは、Ingress同様、スマートフォンにダウンロードして楽しむアプリです。
スマートフォンのGPS機能を利用し、街中の様々な施設に設定されたポケモンを画面上でゲットできるというものです。
7月6日に先行リリースされたアメリカでは、リリース後わずかの日時しか経過していないにかかわらず、すでにTwitterのアクティブユーザーと同等の拡大となっています。
それだけ急速に拡大すると、やはり弊害も発生するわけで、美術館や博物館などでなりふり構わずゲームに没頭したり、歩きスマホ、運転しながらスマホなど事故の原因になるという問題も発生しています。
もう一点、問題となりそうな点を挙げるのならば、Ingressの「Portal」(拠点)が設置されている場所が、歴史的な建造物や石碑、石仏、銅像などに設置されがちなため、Ingressのプレイフィールドが寺院や神社の境内に設置されることが多いということです。
Ingressでは、貞昌院や永谷天満宮周囲からいくつものエネルギーが噴出していました。
⇒Ingressプレイヤーと共存するために 参照
そうなると、ポケモンGOが始まると、例えば、貞昌院ではこんな状況になったりして・・・・・
バーチャル・リアリティーの問題点の一つは、その現実感を周囲の人と共有できないことにあります。
すなわち、プレイヤー以外には、その現実感が伝わらないということです。
Ingressのプレイヤーの皆さん、そしてこれからポケモンGOをプレイする皆さん。
むやみやたらに寺院や神社などの境内に入らないで下さい、とは申しませんが、境内は神聖な礼拝施設であることを理解いただき、そこ入る場合には、是非それぞれの参拝作法に則った行動をお願いしたいものです。
世界規模のゲームを誰もが気持よくプレイできるよう、最低限のマナーは身につけて欲しいと願います。