第61回總和会関東大会

曹洞宗の大本山は永平寺と總持寺が両大本山となっております。
このうち、大本山總持寺護持のための組織に總和会があり、毎年関東一都七県で持ち回りで関東大会が開催され、関東一円より関係僧侶が参集・研修と親睦を深めます。
今年は第61回大会、埼玉県が担当となり伊香保温泉において開催されました。
大会テーマは「瑩山禅師のみ教えに生きる」

開会式では埼玉県支部長老師導師により佛祖諷経が営まれ、引き続き江川禅師よりの御垂示、来賓諸老師の祝辞と次第が続きました。
平成36年には瑩山禅師700回大遠忌の年を迎えます。それに備え、様々な行事が進行していきました。

第二部では、青山俊董老師(愛知専門尼僧堂堂頭)による記念講演が行われました。
演題は「今ここをどう生きる」

20160607-05

専門尼僧堂堂頭に就任して40年もの間、修行僧たちを育ててこられた老師ご自身の言葉で「平常心是道」を祖師の言葉を引用しつつ示されました。
ご高齢にもかかわらず、約1時間半を終始お立のままの力強いご講演でした。



神奈川県からは大型バスにてまとまって参加いたしましたが、大会の帰路は秩父・宝登山神社、長瀞ライン下りなどを楽しみながらの行程でした。
宝登山神社は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で1つ星に選定された名刹です。
美しい新緑の中、改築されたばかりのカラフルな彫刻を施した本殿が目を引きます。

長瀞ライン下りでは国の特別天然記念物に指定された「岩畳」の雄大な光景を眺めながら変化に富んだ船旅を楽しむことができました。

投稿者: kameno 日時: 2016年6月 9日 07:54

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