檀信徒研修旅行(3)神護寺・高山寺・京都国立博物館

旅行3日目の朝。
日の出時刻に渡月橋を散策すると、十六夜の月が渡月橋の向こうに沈みつつありました。

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東方向には朝焼けが。
・・・・ん?何か飛んでいますね!

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■神護寺

3日目はまず最初に神護寺へ参拝しました。

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神護寺は真言宗の古刹であり、元は和気清麻呂の氏寺でした。
809(大同4)年より14年間弘法大師が住持され、一時荒廃後、平安末期に文覚上人により再興されました。
薬師如来像や梵鐘などは国宝指定されています。

京都市内で一番最初に紅葉が見られる場所ということもあり、すでに少しづつ色づき始めていました。

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金堂内で由緒縁起の説明をいただきました。

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保津川を眺める高台から、厄除けの「かわらけ投げ」をすることができます。
うまく気流に乗れば、かなり遠くまで飛んでいきます!

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■高山寺

神護寺の別院としての歴史をもつ高山寺。
創建は奈良時代に遡り、建永元(1206)年、お茶を広めた明恵上人により高山寺として再興されました。
日本最古の茶園としても知られます。
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国宝の石水院は、明恵上人が後鳥羽院より学問所として賜った建物です。
簡素なたてものではありますが、とても機能的に造られています。

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金堂に至る広大な境内はすがすがしい雰囲気を保っています。
まもなく紅葉シーズンを迎えると、一面真っ赤に染まることでしょう。

明恵上人は茶祖とされ、境内には茶園があります。
そして、なんといっても鳥獣戯画ですね。
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昼食は南禅寺にて。

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■京都国立博物館

旅行最後の行程は、京都国立博物館でした。
さきほどの高山寺に保存されている鳥獣戯画(国宝・鎌倉時代)が京都国立博物館「鳥獣戯画展」として特別展示されています。
「京」という字はこのような異体字もあるのですね。
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この鳥獣戯画展ですが、大人気のため、観るために2時間近くを要するということでしたので、残念ながら特別展には入りませんでした。
敷地のあちこちにAR(バーチャルリアリティー)コーナーがあります。

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夕方、陽がだいぶ落ちてきたので、噴水には鮮やかな虹ができていました。

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宗務所主催檀信徒研修旅行は、3日間の行程を無事終了いたしました。
参加された皆様、お疲れ様でした。

投稿者: kameno 日時: 2014年10月17日 11:40

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