ラオス研修旅行(8)織物と手漉和紙

ラオスの伝統工芸品に織物と手漉き和紙があります。

工芸品の工房があつまるバーンサンコン村を訪問しました。
ナイトマーケットにも様々なデザインの工芸品が並びますが、バーンサンコン村では特に質のよいものが揃っているそうです。

ラオスの織物は、手織りが未だ残っており、ここでも天然の染色で染付けがなされています。
貞昌院の周辺でも、戦前は養蚕や機織が行なわれていましたが、その頃を想起されるような光景がまだ見られるのです。

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機織機の前では多くの女性たちが手際よく働いています。

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デザイン性の高い織物たちは、見ているだけでも飽きません。
手触りも機械織りとは異なり、とても滑らかです。

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織物の模様は刺繍ではなく浮織りや縫取織りなどの、手の込んだ技法で作られます。
ダイアモンド柄は「目」を表現し悪霊を払う意味があります。
また、星型の花や幾何字文様は、幸運や繁栄を呼び込みます。

売り場の商品の前にはお供え物が。

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和紙の工房では、紙すきが行なわれていました。

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村々には、寺院が必ずあります。
バーンサンコン村の寺院はとても立派でした。

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日本や、東南アジアの多くの国でさえ失われてしまったものが、ラオスにはまだ残されています。

投稿者: kameno 日時: 2013年11月16日 16:05

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