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同安居(修行道場の同期)の御寺院さんで晋山結制・落慶法要の慶事がありました。
晋山結制は、その寺院の一世一代のおめでたい行事です。
静岡県の中部、田んぼが広がる美しい光景が印象的な地域です。
川岸の彼岸花がちょうど見ごろを迎えていて、キラキラと輝いていました。
この地域は果物、特にメロンの産地でもあり、お供物として立派なメロンが須弥壇上に鎮座していました。
2日間に亘る行事の一日目は
○首座入寺式
首座とは結制安居中の修行僧のリーダーです。入寺式は、修行道場に首座として就任する儀式で本堂を僧堂(坐禅堂)にみたてて行います。
本則提唱の後、配役寺院、参列者一同でお茶とお菓子をいただきます。
新命住職、後堂老師には「特別に吟味」されたお菓子が用意されました。
二日目も見事に好天に恵まれました。
配役寺院集合時刻に山門から東の方向を眺めると、朝日が昇ってきました。
○安下処(あんげしょ)供養諷経・稚児行列
住職として寺に入る前に、旅の疲れをとり、身支度を整える場所を安下処といいます。ここで先祖供養のお経をあげます。
安下所は寺院から1キロほど離れた場所に位置します。
堂々とした長屋門のある立派なお屋敷です。
集合場所から安下処に向かう稚児たち。
山門に到着したお稚児さんたちは洒水を受けます。
○晋山式○檀信徒総回向
新命住職による初めての法要です。
随喜同安居による配役で営まれました。
○記念撮影
新命住職様、首座和尚さん、檀家の皆様、関係の皆様、まことにおめでとうございました。
素晴らしい晋山式でした。
いただいたメロンが食べごろになるのが待ち遠しいです。