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ゆめ観音の舞台では、アジアの様々な国、地域による平和の祈り、舞踊、音楽が披露されました。
夕暮れ、午後6時からは万灯供養法要が営まれました。
■万灯供養法要差定(式次第2012年版)
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舞台の周囲には平和の火が広げられ、宗派を超えた僧侶たちにより散華が撒かれ、場が清められます。
1.七下鐘導師(大導師・検経師・焼却師)上殿着座
大導師 ゆめ観音実行委員長・大船観音寺住職 大本山總持寺監院 乙川暎元老師
検経師 大本山總持寺副監院 石田征史老師・村田和元老師
焼却師 神奈川県第二宗務所第五教区長 北見秀明老師
1.読経(般若心経)
1.配塔婆(法華頓写)
来場いただいた皆様より祈願文が書かれた経木塔婆が、両班の僧侶に配られ、経文が書き加えられます。
1.収塔婆
経文が書き加えられた経木塔婆が集められ、検経師、大導師に届けられます。
1.舎利礼文三遍(読経中三拝)
1.拈香法語
1.献茶湯・塔婆焼却
経木塔婆は焼却師により焼却供養塔に入れられ、松明によりお焚き上げの焼却供養が同時進行で行われます。
1.世尊偈行道三匝
法要で灯された蝋燭の残りは、ゆめ観音終了後、会場の皆様にお持ち帰りいただきました。
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同時進行により、参道石階段、平和の火の塔の周りもキャンドルの輝きに包まれました。
火は、
時には恨みを込められたものとなり、
人の命を奪うものとなり、
平和の象徴となり、
生きる力を与えるものとなります。
灯明(とうみょう)の炎には、闇を除き、闇を明るく照らす除暗遍明という力があり、仏様の智慧として私たち全ての迷いを除き、悟りに導くことにも喩えられます。
私たちは灯明より迷いなき真実の智慧を得ることの大切さを教えられます。
万灯供養法要途中で、大船の街から打上花火が上がっているのが良く見えました。