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スリランカには貴重な仏教遺跡が数多く遺されています。
いくつかを巡って参りました。
ダンブッラ石窟寺院は、セイロン島のほぼ中央、キャンディの72キロメートル北方に位置する世界遺産登録の寺院です。
スリランカにおいて、最も保存状態がよい石窟寺院として知られており、周辺には80以上の洞窟が点在し、その中核は、5つの石窟によって構成されています。
これらの石窟はアヌラーダプラ時代(紀元前1世紀-993年)、ポロンナルワ時代(1073年-1250年)に大部分が建設され、153の釈迦牟尼像、3つのスリランカ王像、4つのヒンドゥー神像、総面積2,100平方メートルに及ぶ壁画の数々…圧倒的な迫力をもっています。
涅槃像の足元には弟子のアナンダ像、釈迦像の頭部にはヴィシュヌ像が配置されています。
一同自然に手を合わせ、読経させていただきました。
蒸し暑い中、汗をかきながらの法要ですがそんなことを気にするものは誰もいません。
第2窟は、マハラジャの石窟とも呼ばれ、石窟群の中では最大の石窟です。
ヒンドゥーの影響が強く、16体の釈迦の立像と40の釈迦の坐像の他にサーマン、ヴィシュヌなどが安置されています。
窟内天井からは聖なる水が湧いていて、病気を治す力があるとされています。
水が湧く部分には魚の絵が描かれています。
それにしても仏・仏・仏…仏様で埋め尽くされています。
右手を大地につける仏画もあり、それぞれが圧倒的な迫力を持っています。