関東ICT推進NPO連絡協議会記念フォーラム報告

「関東ICT推進NPO連絡協議会」記念フォーラムが浜赤レンガ倉庫 1号館 2階スペースにおいて開催されました。

20090527-01.jpg


私もそのフォーラムにおいて『横浜市港南区におけるデジタルアーカイブの取り組みについて』の事例発表をさせていただきましたので、そのご報告をさせていただきます。

デジタルアーカイブでまちづくりのすすめ

日時 平成21年5月27日(水曜日) 13時00分から17時00分まで
場所 横浜赤レンガ倉庫 1号館 2階スペース(神奈川県横浜市中区新港1-1-1)
主催 総務省関東総合通信局、関東ICT推進NPO連絡協議会
協力 横浜市民メディア連絡会、関東情報通信協力会                       


【概要】       
■開会挨拶 伊藤洋(関東ICT推進NPO連絡協議会 代表幹事)
■基調講演 「家族のアルバムの文化的価値とアーカイブ」 和田昌樹(横浜市民メディア連絡会 代表)
20090527-02.jpg 20090527-05.jpg

■研究発表 「デジタルアーカイブでまちづくり事例集」田口裕晃(総務省関東総合通信局 情報通信連携推進課長)
20090527-04.jpg


■事例発表
(1)『全国各地の地域写真アーカイブの取り組み紹介』杉浦裕樹(横浜市民メディア連絡会 運営委員)
(2)『横浜市港南区におけるデジタルアーカイブの取り組みについて』亀野哲也(貞昌院 副住職)
(3)『地域メディアによるデジタルアーカイブの可能性』小保方貴之 (コモンスペース有限責任事業組合)
(4)『コミュニティアーカイブとコミュニティアーキビスト』?デジ研活動報告より? 丸山高弘(NPO法人地域資料デジタル化研究会 副理事長)


■パネルディスカッション 『地域と地域、人と人をつなげるデジタルアーカイブ』


コーディネータ  杉浦裕樹(横浜市民メディア連絡会 運営委員)  
パネリスト  
 富永一夫 (NPO法人NPO・FUSION 理事長)  
 松原卓朗 (NPO法人茨城県南生活者ネット 理事長)   
 井尻俊之 (NPO法人地域資料デジタル化研究会 事務局長)
 小保方貴之(コモンスペース有限責任事業組合)
20090527-06.jpg


■閉会挨拶 栗原道隆(総務省関東総合通信局 情報通信部長)


■亀野発表要旨


「横浜市港南区におけるデジタルアーカイブの取り組みについて」

港南区では、これまで郷土史や文化財などを調査し、研究する多くのグループがそれぞれ別個に活動していましたが、2007年4月に港南歴史協議会が発足し、貞昌院も一参加団体として、地域の歴史や文化など互いの情報を交換し、それらを地域に公開し、また記録・保存する活動を推進しています。
それぞれのグループは対象としている地域や内容が異なりますので、相互に繋がった有機的なネットワークにより互いに情報交換し協働することにより史料の価値を飛躍的に高めることができます。
港南歴史協議会の重要な活動の一つが歴史資料のデジタルアーカイブ化です。寺社や学校、旧家などに蓄積された史料を収集し、整理し、編集し、新たな表現手法により再構築することに取り組んでいます。
例えば、高度経済成長期を中心に開発が段階的にかつ大規模に行われてきた状況も、コンピュータ技術を利用して写真と地図をレイヤーに重ね合わせ、時系列に整理することにより、その変遷が一目瞭然となります。港南区の東が武蔵国、西半分が相模国であり、その国境線が分水嶺と重なっている様子や鎌倉古道をはじめ幾筋もの古道がどのように通っているのかということも視覚的に表現できます。
記録が消えれば、やがて人々の記憶も失われてしまいます。また、記憶を記録に残すには時代に即した手法、表現方法があると考えます。本発表では、港南区における記録を次世代に伝承していく取組みについてご紹介いたします。

当日のレジュメはこちら(PDF/1.4M)
 

20090527-03.jpg
※この写真はchinoさんにいただきました。有難うございます。
※そのほかの写真はケイタイで撮影しました。

20090527-07.jpg




地域と地域、人と人をつなげるデジタルアーカイブというシンポジウムのテーマにあるとおり、全国各地でのデジタルアーカイブの取組みが、いかに地域の紐帯を強め、人と人とを繋げるのかを実感できる事例が数多く紹介され、港南区での今後の取組みにも大いに示唆をいただける会合となりました。
特に、地域ごとのデジタルアーカイブを担っている「人」がこのような「場」を「共有」することにより、それぞれの取組み同志連携を広げることが可能となります。
それにより情報の価値を飛躍的に高めることとなります。

そして何より嬉しかったことは地域の核としての「寺院の役割」を再認識できたことです。
「寺院は同じ場所にあり続けるということ」
「代々世代により継承されていること」
「過去帳というアーカイブを綴り続けていること」・・・・

会場で交流させていただいた方と、「寺院」を中心とした新しいデジタルアーカイブの動きが始まることになりそうです。⇒こちらのほうは具体化したら順次発表していきます。


フォーラムを作り上げてこられた事務局の皆さま、関係の皆様に心から感謝申し上げ、とり急ぎの報告とさせていただきます。

投稿者: kameno 日時: May 27, 2009 11:07 PM

コメント: 関東ICT推進NPO連絡協議会記念フォーラム報告

先日、参加したものです。
過去帳の話と伝承の話、たいへん印象に残りました。

投稿者 千田厚 | May 28, 2009 3:55 PM

千田様
コメント、ご感想有難うございました。
直接多くの方とお話させていただく機会を得たことが何よりのことでした。
これを機に今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 kameno | May 29, 2009 7:09 AM

コメントを投稿