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7月盆を終え、教区寺院の大施食会もスタート。
これから本格的な夏を迎えます。
1枚目:サツマイモ 2枚目:小豆 3枚目コナラ
春先に植えた小さな芽たちも、順調に育っています。
ゴーヤーの蔓もぐんぐんと伸びていきます。
どのように巻きヒゲが伸びて巻きついていくかを観察すると面白いことが分かります。
それは、途中から巻き方が反対になっているということ。
まあ、よくよく考えてみたら当たり前のことかもしれません。
なぜなら、巻きヒゲが伸び、支柱ネットなどを探り当てると、まず先端がそれを捉え、巻きつきます。
先端と、茎に近い部分はそれぞれ固定されているわけですから、一方的な回転は不可能です。
ということで、必然的に、真ん中の部分がどんどん回転し、それにより真ん中から先端の部分と、真ん中より茎に近い部分で逆方向に巻いている状態となります。
結果、単純に一方向のみに巻いた場合よりも、引っ張られた時に巻きヒゲにかかる応力が分散されて、柔軟性のあるコイルの役割も果すことができるようになりました。
自然の大いなる智慧ですね。
巻きつく先を探索できなかった巻きヒゲはこのようになります。
ちょっと芸術的です。
なぜ巻きヒゲはこのように、的確に物を捉えることができるのか、とても不思議です。
おそらく、予め巻きヒゲの先端は
(1)巻きヒゲが伸びている間はひたすら物を探索する
(2)ある時間が経過すると、巻きヒゲの先端が一定方向に巻く仕掛けになっている
(3)さらに時間が経過すると、巻きヒゲの中央からコイル状に巻く仕掛けになっている
という性質が予め組み込まれているのでしょう。
お子さんがいらっしゃるご家庭では、夏休み自由研究のネタにして親子で観察してみても面白いかもしれません。
巻きヒゲが伸びる前に、等間隔でマジックにより印をつけておくと観察しやすいでしょう。
貞昌院のゴーヤーでも試して見たいと思います。
(後日報告予定請御期待)
kameno様
巻きひげの秘密を探るのもおもしろいですね!私も子供の自由研究でひょうたんやへちまを毎日観察しました。巻きひげはコイル状になることによって茎をしっかり支える役目をしていると言うこと。巻きひげは巻き付く先をみつけてからコイル状になると言うことも観察の中で見つけました。でもどうしてひげがくるくると巻くのか分かりませんでした。なるほどそうだったんですね!!すごいですね。
投稿者 ゼラニウム | 2008年7月20日 09:02
ゼラニウムさん
全国的に梅雨も明け、ゴーヤーにはまさに生長の夏となりました。ぐんぐんと伸びています。
それにしても、この巻きヒゲはうまくできています。まさに「知恵」ではなく「智慧」であると感じます。
投稿者 kameno | 2008年7月20日 23:25