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子どもたちが面白い発見をしました。
夕方、境内の草むらをごそごそ動くのは・・・・
セミの幼虫ですね。
大きさからいって、ミンミンゼミかツクツクボウシ。
一生懸命進んでいきます。
登るべき草を見つけました。
羽化する場所が決定すると、いよいよ成虫への変身が始まります。
殻から出てくるまで僅か数分の出来事です。
段々と羽が伸びてきました。
それにしても、なんという美しさなのでしょうか。
思わず見とれてしまいます。
一晩かけて羽を充分に伸ばしていきます。
ときおり優しい風に揺られながら・・・・
以前、アブラゼミの羽化についての写真をご紹介したことがあります。併せてご参照下さい。
一週間という時間は蝉たちにとってどんな感じがするのかしら。短い、ですけれども、存外長いかも?
蝉にとっては土のなかの静かで暖かいゆりかごの中が一番安全で安心できる時でしょう。
羽化したばかりの蝉、初めて見ました!
まるでガラス細工。とても綺麗・・(kamenoさまの撮影の腕が良いため、こんなに綺麗に拝見できます!)
アールヌーヴォーのデザインブローチみたい。
そういえばうちのベランダの植木鉢で孵ったコガネムシ。
改めて見ると偏光色のグリーンがきらきらしてとてもきれい。
そういう、デザインブローチも作られていたなあと思いながら
うちの小さな植木鉢に卵をうむ彼らの繁殖力にあんぐり。
投稿者 ゆが | 2007年7月20日 10:28
土の中で何年も過ごして、地上に出た時の蝉はどんな感覚なんでしょうね。
面壁九年ではないですが、じーっとその時を待つ、その不思議な自然の仕組みに何かとてつもなく奥が深いものを感じます。
そして、地上に出た後は只管上へ上へと登りつめ、その頂点で見事な変身を成し遂げます。
まさに、無門関にある「百尺竿頭進一歩」とは、このことではないかとさえ思えてきます。
だからこそ、余計に美しく、神々しく見えるのでしょうね。
投稿者 kameno | 2007年7月21日 09:06