弁事の任、無事に

昨日、近隣の寺院で「首座法戦式(しゅそほっせんしき)」が行われました。

曹洞宗僧侶になるためには、幾つかの段階を経なければならないのですが、その第二の段階が「立身」という段階です。
その第二段階に行われる法要が「首座法戦式」です。


詳細は、曹洞宗僧侶になるための段階をご参照下さい。

首座は、安居期間中、修行僧のリーダーをつとめるのですが、その総仕上げの「首座法戦式」において初めて住職に代わっての説法を許され、問答を繰り広げます。
首座和尚の力量を法問によって試す、文字通り法の戦いの儀式といえます。

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今回の法戦式で、長男、哲舟が「弁事(べんじ)」という役をつとめさせていただきました。
禅問答のテーマは、『従容録(しょうようろく)』「第二則・達磨廓然」が選ばれました。

本則は、印度から中国に仏法を伝えた達磨大師と、梁・武帝が、梁の都で交わした問答の一部を公案としたものです。

弁事は法要中に本堂正面に掲げられた「開口板(かいくばん)」を読み上げ、そして法問の第一問を首座にぶつけていく(開口闍梨=かいくじゃり)役割を担います。



天童覚和尚 頒云 廓然無聖来機逕庭 得非犯鼻而揮斤 失不廻頭而堕甑 寥寥冷坐少林 黙黙全提正令 秋清月転霜輪 河淡斗垂夜柄 縄縄衣鉢付児孫 従此人天成薬病 従此人天成薬病 獅子吼不盡・・・・


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毎日のように練習していましたが、いざ本番となると見ているほうがドキドキですね。
けれども、そんな心配もよそに、堂々と、はっきりと出来ました!


もちろん、首座和尚さんも、実によく通る声で立派に問答を繰り広げておりました。


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法戦式の後、総代さんと。
総代になって四十数年、初めて感激した・・・・という、過大なるお褒めの言葉をいただきました。

皆様、本当にお疲れ様でした。
そして、おめでとうございます。

投稿者: kameno 日時: July 19, 2007 5:00 PM

コメント: 弁事の任、無事に

弁事さん、お疲れ様でした。ところで、法戦式のテキスト「従容録(しょうようろく)」については、市販されている本が殆どないように感じました。「無門関」や「碧厳録」だとあるんですが・・・・・。
總持寺出版部で発行されている月刊伝道誌「跳龍」に役寮の采川老師の「従容録ものがたり」が連載されています。中々よい内容だと思います。

投稿者 天真 | July 25, 2007 2:34 PM

天真さん
コメントありがとうございます。
ご紹介いただいた「従容録ものがたり」を執筆された采川老師は、今は曹洞宗南アメリカ国際布教総監として活躍されております。

投稿者 kameno | July 26, 2007 12:09 AM

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