環境家計簿解説
環境家計簿とは、日常の生活の中でどれだけ炭酸ガス︵CO2)を発生させているのか、環境に負担をかけているかを計算できる家計簿のことです。 曹洞宗の大本山、永平寺の山門に次の様な言葉が刻まれています。 ﹁杓底の一残水 流れを汲む千億の人﹂ この句は、開祖道元禅師が柄杓の底に残った半杓の水さえも粗末にしなかった、という逸話に基づいたものです。 私たちの日常の生活を省みると、意外に無駄なエネルギーを浪費していることに気がつきます。 では、具体的にどれくらい環境に負担や悪影響を与ているのでしょうか。 一つの例として、地球温暖化の原因となる炭酸ガスをどれだけ生み出しているのかを計算してみましょう。︵呼吸や原料生産時発生量は除いています︶ 排出量を毎月記録していくのが環境家計簿の基本です。 毎月送られてくる電気・ガス・水道などの請求書をもとに、自動計算できるようにしました。 一か月単位で、消費した量を半角数字で埋めてみてください。 なお、カン/ビン/ゴミに関しては、リサイクルしないで捨てた量を記録しておいて、その量を入力します。 ︵各係数は、環境省の発行する環境家計簿を基にしました︶