第17番 [凶] 雲のかかれる 月の如し 【眺むれば そなたの空の恋しきに さのみに雲の かかる月かな】●此みくじに当たる時は先祖の精霊を祀るべし ●願い事 半ばにて廃る ●待ち人来れども思う事叶わず良き事なし ●失せ物 いか程尋ねても出で難し ●病事 重りやすし 灸呪いなどの事を止めてとかく本道の薬をば信じて用ゆべし ●言い分 負け也 人の恨みを受くべし ●縁の道 良き事のように大きに悪し 取り結ぶべからず ●産 慎むべし ▲歌占の心 一旦叶いたる事に障り出て来る事多かるべし 何事も内端にしてさのみ祟りあるまじ