10月5日には達磨忌がおこなわれます。
「だるまさんだるまさんにらめっこしましょ」で親しまれる「だるま」は実在の人物で、インドから中国へと仏教を伝えました。 禅は、仏教の本質であり、仏教自体「禅定」から生まれたといえます。
インド三学の「戒学」「慧学」「定学」はそれぞれ律宗、教学、禅宗へと発展していきます。
その禅宗の流れをインドから中国へ伝達したのがこの菩提達磨大和尚です。 中国の初祖となった慧可大和尚は、弟子として認められるために左肘を切断してようやく入門を許されました。それだけ禅に対する熱い思いがあったのです。 達磨大和尚なくしては「大乗壁観=只管打坐」の伝来は語ることが出来ません。 「達磨忌や 達磨に似たる ひとぞ誰」 漱石
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