No.21

  「へいじょうしんこれどう」または「びょうじょうしんぜどう」と読みます。

 この言葉は、中国の唐代の馬祖道一という禅僧によって唱えられたものです。馬祖禅師は日常の喫茶喫飯(お茶を飲んだり食事をすること)や、立ち居振る舞いがすべて仏道と一体であり、さとりそのものであると示しています。この思想は唐代以降の禅宗の根本的命題となりました。

 さらに、大本山總持寺を開かれた瑩山禅師も修行時代、師である義介禅師からこの命題を示され、見事にそれに答えられたことにより、その法を嗣ぐことが出来たのです。


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