台湾東部で鉄道事故

台湾のトンネルで特急脱線、死者は51人に...作業車が斜面を滑り落ち衝突

台湾東部・花蓮県で2日午前9時半(日本時間午前10時半)頃、8両編成の特急列車「太魯閣(タロコ)」号がトンネルで脱線した。台湾鉄路管理局は2日夜、51人が死亡したと発表した。負傷者は約150人に上る。
列車は新北市の樹林発、台東行きで、帰省客ら約350人が乗っていた。台湾鉄路管理局によると、トンネル入り口近くの斜面の道路に止まっていた作業用の車が滑り落ちて走行中の列車に衝突し、列車が脱線した。列車の一部はそのままトンネル内に入り、壁面にぶつかるなどして大破した。
台湾の中央通信は、台湾で過去約40年間に起きた鉄道事故で最も重大なものだと報じた。台湾では2018年にも、北東部・宜蘭県で特急列車が脱線し、18人が死亡する事故が起きた。
2日は先祖を弔う「清明節」(日本の盆や彼岸に相当)4連休の初日だった。
(讀賣新聞 2021/4/2配信)


清明節を迎えた台湾で大きな鉄道事故が発生してしまいました。
まずは亡くなられた方々に弔意を表し、被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げます。

直接の原因は、トンネル入口に近い場所で工事を行っていた作業用の車両が線路内に滑り落ち、そこにちょうど走ってきた特急列車が衝突したことですが、さらに脱線したままトンネルに入ってしまったことにより被害が広がってしまいました。
4連休の初日であったこともあり、特急列車には帰省客が多く乗車していたということで、本当に心配です。
日本からの支援もできるかぎり行っていきたいところです。

中時新聞網の配信動画で、現場の様子がわかります。
まだまだ救出作業が難航しているようで、困難な作業であることがわかりますが、一刻も早い救出が行われることを望みます。

投稿者: kameno 日時: 2021年4月 2日 21:25

コメントを送る