教区成道会

神奈川県第二宗務所第五教区(曹洞宗近隣寺院)合同による「成道会」「摂心坐禅会」が開催されました。
教区の21か寺それぞれの檀信徒・坐禅会・梅花講などから参加があり、広い本堂内が満たされました。

日時 平成21年11月22日(日) 午後2時30分より
会場 観音寺(横浜市泉区新橋町)
主催 第五教区布教部・協力第五教区寺院

内容  坐禅・成道会法要(佛祖禮)・法話


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坐禅指導


■成道会法要差定(次第)

1.殿鐘三会(宝御和讃奉詠)
1.七下鐘導師上殿
1.坐禅
1.拈香法語 
1.献茶湯(「明星」独詠)
1.普同三拝 
1.読経 般若心経
1.佛祖礼
1.普同三拝
1.導師退堂(聖号)    

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休憩・挨拶(教区長 会場主) 

法話 『今に生きる仏のみおしえ』
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お釈迦様が悟りを開かれたのは2500年前の遠い昔のことです。
しかし、その教えは歴代の祖師様により受継がれ現代に伝えられています。
決して過去のことではないのです。
脈々と伝えられて「生きている」お釈迦様のみ教えを改めて噛みしめ、お釈迦様が引かれた成道の道をいかに歩いていくのかを考える良い機会でした。

 


比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷が僧俗一如となり行じる禮仏法要は、台湾佛光山での法要でも同じ光景が見られました。
時間を超えて、国を超えて仏教の教えの原点は一緒なのですね。

投稿者: kameno 日時: 2009年11月22日 23:06

コメント: 教区成道会

「時間を越えて、国を超えて仏教の教えの原点は一緒」との
お言葉は正に真実だと思います。
 先日の平日に、奈良の興福寺へ「阿修羅」像を拝観してきました。
午後一時頃行ったのですが、長蛇の列で三時間半待ちとのことです。千年以上も昔に作られた一つの像が、これほどまでに人気があるとは、人々の心に何か引き付けるものがあるのだと思います。
 お釈迦さまは人々に説くという観念があればそれは説くという行為ではない。観念がないところに真実がある、といわれたとのことです。この辺の真実を示すような催しが随時、随所に開かれたら、世の中は良くなると思うのです。
 長蛇の列を作って拝観を待つ人々の中で、私は強い仲間意識と共同体意識を持ちました。うれしい体験でした。
 昔、国会議事堂の内部が一般解放されたときも、三時間以上待ちの列を体験しましたが、今回は、全く違った体験でした。

投稿者 zazen256 | 2009年11月23日 04:53

zazen256さん
興福寺へ行かれたのですね。
私は上野での阿修羅展へ行きましたが、上野の阿修羅像は抜魂されているものですし、やはり仏像はあるべきところにあっての仏像なのだと思います。
それと、同じ三時間半待ちでも興福寺拝観での体験が一味違ったものであるということ、これは大きな示唆を含んでいます。
今回の成道会法要は、教区主催合同開催として第1回のものです。きっと参加された方には「何か」心に残るものを持ち帰っていただいたのではないでしょうか。

投稿者 kameno | 2009年11月24日 02:06

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