近くて遠い国モンゴル

SOTO禅インターナショナル(SZI)で進めている「塔婆供養で植林支援」事業は、2年目に入りました。
おかげさまで全国のSZI会員御寺院様をはじめ、多くの方の賛同を戴き、昨年度は2万5千本を越える苗木植林を行うことが出来ました。

その基本理念は、一本の塔婆で一本の苗木がそだちます卒塔婆を中心とした循環システム 塔婆供養で植林支援?植林を担う人材育成 などの記事でも書いていますのでご参照ください。

SZIスタッフの役員会で発案された何気ないアイデアを如何に実現させ軌道に乗せるのかということが重要なところです。

さまざまな植林活動を行っているNPO団体などとコンタクトを取りながら、実際にお会いしていく中でであったのが、今回の「塔婆供養で植林支援」のパートナー団体とさせていただいている GNC代表宮木氏でした。
SZI役員会で最初に諮った際は「なぜ塔婆供養での植林を日本では無くモンゴルで行うのか」という反応もあり、なかなかすんなりと進まない時期もありましたが、けれども、一度動き始めると順調に進むようになり、冒頭で述べたように、モンゴル・セレンゲ県スフバートル近郊のトジンナルスに 25,000本(10ha相当)のヨーロッパアカマツ(Pinus sylvestris)苗木の植樹支援を行うことが出来ました。


植林には、セレンゲ県森林動物センター長・ジャムスレン氏をはじめ地域の住民・学生約100名が作業に携わり、セレンゲ県森林動物センターにより定期的に巡回管理されています。

このたび、6月15日?20日の日程で、植林がどのように行われているのか、実際にモンゴル植林地へ赴くツアーを計画し実施いたしました。

その主な目的の一つは、もちろん会員の皆さまから寄せられた植林支援による苗木の生育状況を確認することでありますが、個人的には自分なりに持っていた「なぜ?」という部分に対する回答を明確にすることも重要な一つであります。

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今回のツアーには私も含めてSZIスタッフ3名が参加いたしました。

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悪天候による出発時間20時間遅れがあったものの、私たちを迎えてくれたのは雄大な光景と、現地の方々のおもてなしの精神。
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どのようなツアーだったのか・・・・・参加したスタッフはそれぞれブログを持っておりますので、それぞれの視点での報告がなされることでしょう。

 ⇒つらつら日暮らし
 ⇒新米尼僧のにいがた日記


拙ブログでも順次記事として纏めて行きたいきたいと思います。

なお、8月発行予定のSZI会報41号にもツアーの報告記事が掲載されます。
そちらもどうぞお楽しみに


※今回のツアーにはGNCモンゴルの皆さまをはじめ多くの方々に大変御世話になりました。心より感謝申し上げます。

投稿者: kameno 日時: 2009年6月16日 23:41

コメント: 近くて遠い国モンゴル

亀野さん、無事に帰国の由、大変お疲れ様でした。
出発が20時間遅れとは、成田空港で夜明かしをされたのでしょうか?早速の広大の開けた大地の写真と羊の群れの写真を拝見し、矢張り異国の地である感は一入です。続いての報告を心待ちにしておりますが、先ずは旅の疲れを癒して下さい。

投稿者 ちのしんいち | 2009年6月21日 01:55

ちの様
早速のコメント有難うございました。
日本とは時間の流れが違うモンゴル、20時間の遅れなんてどうでも良くなりました。
短い間ではありましたが、モンゴルの文化を満喫し、たくさんの想い出をお土産に帰ってきました。
溜まっている仕事の整理と並行して、ブログのほうでも徐々に御紹介していきたいと思います。

投稿者 kameno | 2009年6月21日 15:18

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