多摩の名刹を訪ねる旅(2)

■真言宗醍醐派別格本山 大悲山 塩船観音寺


大きな地図で見る

天寧寺とは山を挟んだ東側に位置します。
関東八十八ヶ所霊場の1つ。

由緒縁起:大化年間、若狭の八百比丘尼が柴金の千手観音像を安置したことに始まります。
「塩船」の名は、天平年間に行基がこの地を訪れた際、周囲の丘が舟の形に似ているところから、仏が衆生を救う誓願の舟「弘誓の舟」になぞらえて、名付けられたものと伝えられています。貞観年間には、安然大和尚が十二の坊舎を建てるなど、興隆を極めました。

山門
20080204-11.jpg

阿弥陀堂
20080204-12.jpg

伽藍には室町時代の建物が並びます。
本堂・厨子、阿弥陀堂、山門(仁王門)は、国の重要文化財に指定されています。
本尊は十一面千手千眼観自在菩薩。
これは東京都の重宝でもあります。

茅葺の屋根に雪が積もって、さらに厳粛な雰囲気を醸し出しています。

本堂
20080204-13.jpg 20080204-14.jpg

  
5月には境内がつつじの花に包まれます。
けれども、ふんわり雪を被ったつつじの木々も美しいですね。

20080204-15.jpg

投稿者: kameno 日時: 2008年2月 6日 08:51

コメントを送る