ナンバンギセル?思ひ草

茶室裏のススキに宿根するナンバンギセルです。
古来の人は、「思ひ草」としてこの花を愛でてきました。

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道邊之乎花我下之思草今更尓何物可将念
(道の辺の 尾花が下の思ひ草 今更々に 何か思はむ -- 詠み人知らず)
『万葉集』巻10


そのほか

シュウカイドウ

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シュウメイギク

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ポーチュラカ

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投稿者: kameno 日時: 2007年8月31日 10:12

コメント: ナンバンギセル?思ひ草

お日様の光が好きな花もあれば、うつむいて咲く花もある。
ナンバンギセルは夏の終わりを
シクラメンは秋の終わりを
木蓮は初春の終わりを
ひっそりと。
でも、思いをはせるのは花ではなくて、
いつもヒトの心。

投稿者 ゆが | 2007年9月 3日 09:40

草花の姿に、ひたむきな恋心を映して詠む・・・・恋心は昔も今も変わりないのですね。
もう9月になりました。秋色はますます濃厚になってきています。

投稿者 kameno | 2007年9月 3日 20:41

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