今年のゆめ観音は9月8日開催

大船観音寺

大船観音寺は、神奈川県鎌倉市岡本一丁目にある曹洞宗の寺。全長約25mの巨大観音像で知られる。JR大船駅西口より徒歩10分程度。
シンボルともなっている大船観音の他にも、原子爆弾による犠牲者を弔う「原爆被災祈念碑」・「戦没慰霊碑」など第二次世界大戦による犠牲者を弔う碑や、地蔵尊などが立ち並ぶ。
大船観音は昭和4年(1929年)、地元有志の発起により護国観音として築造が開始、昭和9年(1934年)には輪郭が出来上がっていたが、戦局の悪化により築造は中断。その後20年以上放置される。 第二次世界大戦後、財団法人大船観音協会が設立され、昭和35年(1960年)4月に完成した。なお大船観音協会には、曹洞宗管長の高階瓏仙や、東京急行電鉄の初代社長五島慶太の名前をはじめ、各界の著名人の名が見える。財団法人大船観音協会は、昭和51年(1976年)11月30日に解散し、宗教法人大船観音寺と改称され現在に至る。
現在大船観音は大船のシンボルとして位置付けられ、夜間にはライトアップされるなど観光名所となっている。
さらに観音像へは日本人ばかりではなく東南アジア(特に華僑・小乗仏教信者)からの参拝客も多く、奉納された灯篭には多国籍な名前が並ぶ。近年ではこうしたアジアからの参拝客の増加を受け、台湾やスリランカなどから僧を招き法要を行い、各国の民族舞踊を奉納する『ゆめ観音in大船』という祭りが開催されるようになった。
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その大船観音寺で開催されている ゆめ観音アジアフェスティバル (主催:ゆめ観音実行委員会=大船観音寺・SOTO禅インターナショナル)は、本年、第9回を数えます。

開催趣旨は下記のとおりです。

開催趣旨

 大船観音は鎌倉市内にありながら、いわゆる観光地としての鎌倉エリアから外れた位置にあります。そのため、拝観者数は鎌倉駅周辺の寺社の10分の1にも満たない状況です。しかし、拝観者のうち6割は篤い観音信仰の方々であり、幾度となくお参りをされております。
また、境内に掲げられた絵馬や参拝ノートには、アジア各国の文字が目立つことも特色です。そこには健康を祈る言葉のほか「経済的に苦しい」「愛情が欲しい」など様々な願いが書き記されています。
 在日アジア諸国の人々は、それぞれの悩み、思い、願い事を胸に観音様へと参拝を重ねているのです。いわば日本で暮らすアジアの方々の心のよりどころとなっているといえます。そこで、観音信仰で結ばれたアジア各国ゆかりの僧侶をお招きし、それぞれの国の様式で平和の祈りをささげ、音楽や舞踊を催し、ひとときでも楽しい時間を過ごしていだく場を設けることが出来ないだろうかということで企画されたのが「ゆめ観音」でした。
 大船観音寺境内の白衣観音像は、もともと観音思想の普及とともに世界の恒久平和を祈願して建立されたものです。また、境内には原爆の火が燈されています。平和の願いを日本からアジア各国へ、そして世界へと広げていきたい。「ゆめ観音」アジアフェスティバルでは大船の街を見下ろす白衣観音像の前にステージを設け、観音様に向かって平和の祈りをささげ、また観音様に抱かれながら民族芸能を奉納します。また、境内では各国の民芸品、エスニックフードのテナント、アジアと関係の深いNGOなどのブースを設け、民族相互の交流・理解を図ります。


初めは小規模のお祭りだったのですが、回を重ねるにつれて段々と認知度も上がり、鎌倉市やかながわ国際交流財団(神奈川県国際交流協会)の後援を得ながら続けられています。
開催当初に作られた趣意書も、大きく変更することもなく、当時の意志そのまま受継がれています。

今年の開催日は、9月8日(土曜)に決定され、準備が進められています。
ポスターも、おおむね出来上がってきました。

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振り返れば、開催当初の観音前ステージ・観客席ははこのような感じだったのです。

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舞台は、その都度鉄パイプとコンパネで設営していましたし、観客席は玉砂利。そして、大きな石灯籠が幾つもあり、松が随所に植えられておりました。

それはそれで趣があったのですが、運営会議の中で、舞台を常設ステージにしようとか、砂利を芝生にしようとか、そのような提案のもと、少しづつ会場が整備されていきました。

昨年より、舞台はコンクリート常設ステージになり、松の移植や石灯籠の移設も行われました。
観音様の前に植えられていた松は、貞昌院山門前に移植されています。

これで、来場の皆様にも、かなり快適にお過ごしいただけるのではないかと思います。
(実は、もう一点、快適にお過ごしいただける工夫を考えています。それは来場なさってのお楽しみとさせていただきます)

今年も出演希望者がバラエティーに富んでいますし、スタッフも充実していますので、ご来場いただいた皆様には、これまで以上に楽しんでいただける祭典になることと存じます。
どうぞお楽しみに!

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(2007年5月31日 携帯にて撮影)

今年は、このような感じで、芝生が植えられました。
開催当時のステージと比較してみてください。


ゆめ観音アジアフェスティバルについては、http://soto-zen.net
をご参照下さい。

投稿者: kameno 日時: 2007年6月 3日 12:14

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