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ソメイヨシノ八分咲き

気温がぐんぐんあがっています。
境内の桜(ソメイヨシノ)は、一気に五分?八分咲きとなりました。

貞昌院花いっぱい計画の記事でご紹介しましたが、貞昌院の裏山(天神山)は、貞昌院と天神社がお互いに管理しています。
江戸時代?戦前にかけて桜山として有名だった(それこそ、野毛地区の芸者衆などが花見に多数訪れたとの記録が残されているくらい)のですが、戦時中にソメイヨシノが伐採され、畑になり、戦後の植林政策により、杉が植えられてしまいました。

5年前から、かつての桜山を復元しようと、上永谷駅側の斜面に約200本のサクラの苗木が貞昌院および天神社氏子の皆さんの手で植えられています。

なお、サクラといえばソメイヨシノというイメージですが、ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンザクラの交配により生み出された新しい品種です。
そして、全国各地に植樹されているソメイヨシノは、ソメイヨシノはクローンなるが故に の記事でご紹介したように、同一の遺伝子を持つ、いわば「一本の木」です。
そのために、ソメイヨシノであれば全国どこでも同じような咲き方をし、同じような散り方をしてしまいます。
何よりも 病気に弱く、寿命が短いことがソメイヨシノの欠点です。

そこで、天神山に新しく植樹しているサクラは、ソメイヨシノのほか、ヤマザクラ、陽光桜、河津桜など、さまざまな種類の桜を混ぜて植樹しています。
桜山を後世に残すという意味では、一時的にでも桜の伐採があって却って良かったのかもしれません。
多種類を混在させることにより、咲き方や散り方も異なりますし、咲く時期も、種類により微妙にずれてきますから、それだけ長い期間桜の花を楽めます。

天神社の境内には梅林もあります。
これからも、2月から4月上旬にかけてさまざまな梅花、桜が境内に彩を添えてくれることでしょう。

一枚目は、天神社との境界に植えられている古木。
本堂の直ぐ脇にあるため、境内の華やかさにひときわ貢献しています。
今のところこの木が八分咲きとなっています。

20070329-1.jpg

裏山より本堂を眺めました。
手前のソメイヨシノはまだ五分といったところでしょうか。

20070329-4.jpg

裏山の墓地からのパノラマです。
次の土日あたりが一番の見頃ではないかと思います。

20070329-3.jpg

サクラの花の背景に見えるのは、太陽光発電パネルです。

20070329-2.jpg


そういえば、先日このような報道がありました。
ソメイヨシノの起源に関する諸説にほぼ決着がついたようです。

ソメイヨシノの「両親」判明=オオシマザクラとコマツオトメ?遺伝子解析で


 桜の代表的な品種、ソメイヨシノは、伊豆地方に固有の野生種オオシマザクラと東京・上野公園などにあるコマツオトメの交配で生み出された可能性が高いことが分かった。千葉大や静岡大などの研究チームが遺伝子を解析した成果で、30日から茨城大で開かれる日本育種学会で発表する。
 ソメイヨシノの起源をめぐっては、(1)江戸時代に染井村(現在の東京・駒込付近)で育種された(2)伊豆半島に自生していた(3)韓国・済州島の王桜が先祖?との3つの学説があった。
今回の遺伝子解析結果によると、染井村説が有力となる。 

3月26日14時31分配信 時事通信


歴住塔脇のヤマザクラは、ソメイヨシノよりも一足先に満開となりました。
ヤマザクラは葉も同時に出てきます。
遠くから見ると、白い花と黄緑の新緑のコントラストがとても美しいのです。

20070329-5.jpg

投稿者: kameno 日時: 2007年3月29日 13:26

コメント: ソメイヨシノ八分咲き

とても綺麗です?♪
もうこんなにもたくさん木々の花が咲いて・・春ですねー。
大阪の私の住む箕面は少し内陸なので自然は多いですがソメイヨシノはチラホラ・・おまけに朝晩は寒い!
早くお花見に行きたいと願っています。去年は万博公園でしたが今度は違うところへ行こうと計画してます。

投稿者 ゆが | 2007年3月30日 22:20

今日は暖かい一日でしたので一気に満開になってしまいました。
満開の桜を後ほどご紹介いたします。
東京横浜よりも大阪の方が少し遅いのですね。

投稿者 kameno | 2007年3月30日 23:46

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