大本山総持寺の梅樹庵全焼

総持寺の水子供養所全焼 横浜・鶴見、漏電か

 10日午前5時40分ごろ、横浜市鶴見区鶴見、曹洞宗大本山総持寺境内の水子供養所「梅樹庵」から出火、約20分後に消し止められたが木造平屋約60平方メートルを全焼した。けが人はなかった。
 建物に火の気はなく、内部から出火していることなどから、鶴見署は漏電の可能性が高いとみて調べている。
 総持寺によると、建物は大正時代に建てられた。
(共同通信)


石原裕次郎さんのぼだい寺で供養所焼ける 横浜 
10日午前5時45分ごろ、横浜市鶴見区鶴見の曹洞宗大本山総持寺内の水子供養所「梅樹庵」から出火、
木造平屋建て約60平方メートルを全焼した。けが人はなかった。総持寺は俳優の故石原裕次郎さんの墓があることでも知られる。

神奈川県警鶴見署の調べでは、僧侶が午前5時ごろ供養所の鍵を開けた際は、異常はなかったという。
漏電の可能性もあるとみている。

毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050510k0000e040057000c.html


梅寿庵(ばいじゅあん)は、 阿弥陀如来が祀られており、水子の霊を供養し、水子と生者の苦悩をいやす仏さまとして建物脇にお地蔵様も祀られています。
供養のための蝋燭の火が絶えないところで、もしかして不審火か・・・とも思ったのですが、記事を見る限り建物内部の電気配線からの出火のようです。
いずれにせよ、木造の建物は出火すると一気に消失してしまいますから十分な注意が必要になります。
今回の火災は本当に残念です。

梅樹庵につきましては、下記のサイトをご参照ください。
http://www.sojiji.jp/honzan/map/31-baijyuan.html

投稿者: kameno 日時: 2005年5月10日 12:48

コメント: 大本山総持寺の梅樹庵全焼

お寺の有り難さは香煙が絶え間ないかどうか?というのがあります。原因が漏電のようですが、仏壇やお墓の線香やローソクが原因で火事になるケースは多いので気をつけたいですね。

投稿者 ikuo | 2005年5月10日 21:09

まったくです。
寺院は木造建築が多いですし、火の扱いも多いです。
禅宗寺院では、遠州の三尺坊尊が火災を鎮めるため、秋葉山慈眼寺に残された「鎮防火燭」の札を毎年掲げます。
火の扱いに対する戒めの意味です。

投稿者 kameno | 2005年5月11日 08:27

おはようございます。過去ログからごめんくださいませ。
お寺さんでは「火の用心」が基本なのですね。実家は普通の家ですが代々「火の元には用心を!」というスローガン的言い伝えです。享保に蔵が全焼しちゃって、過去帳や先祖のものが焼けてしまったからだいいます。。。ほんとに怖いです。
気をつけないといけませんね。

一般に水子のタタリとかいうのを聞きますが・・もとナースだった私から考えてみるとき、「赤ちゃんは生まれる人を選んで誕生」するんです。彼らの心は誰にもわかりません。しかし「因縁」というものが無邪気な彼らの心がお母さんお父さんを選ぶんだそうです。しかし、ワケがあり、また天界に戻されることもある・・それでも赤ちゃんはお母さんの事を忘れたりしません。また縁の絆をつたって出会う事は出来るんです。それは「霊」の存在というよりもっと強い仏様のチカラだと思います。
亡き子供に祈りを捧げたら、「タタリ」なんて事は考えない。
赤ちゃんは、お母さん達が大好きだから絶対そんな事しないのです。いつまた会えるか、楽しみにしてますよ。

投稿者 ゆが | 2007年4月17日 10:54

4月13日は、先日のブログでも書いたとおり、總持寺祖院が大火災に見舞われた年です。
鎮防火燭の意味を、常に心しておく必要がありますね。

祟りについてですが、自分の子孫や家族を苦しめるということがあるでしょうか。
祟りがあるから供養しなければならないという考えは、本末転倒だと思うのです。
ゆがさんの仰るとおり、「赤ちゃんは、お母さん達が大好きだから絶対そんな事しないのです。」というのは、まったく苑とおりだと思います。
そして、お父さんもお母さんも、赤ちゃんのことが大好きだからこそ、供養という行為となるのでしょう。

「赤ちゃんは生まれる人を選んで誕生する」というのは、真偽は私にはわかりませんけれど、子どもたちに聞いてみると、自分が生まれてくる過程のことを鮮明に記憶している子が多いことに驚かされます。
大人に成長していくに従って、そういう記憶は失われていくのかも知れないですね。

投稿者 kameno | 2007年4月18日 03:22

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